苦悩…(前編)

2023年10月18日

クラブを運営していると、様々な場面に出くわし、そのたびに思い悩む…けれども信念と一貫性をもって、本当にそれでいいのか、矛盾はないか、随時スタッフと相談しながら進めてきた。

クラブにとって夏から秋にかけては、大事な大会が続く。

勝ったら勝ったで、負けたら負けたで、チームを分けたら分けたで、いろいろな話が回り回って運営側の耳に入る。

そんな周囲の話は、そもそも根拠のないことばかりで、耳に入っていい気持ちはしないが、みなで前を向いて取り組もうと努力している。※たくさんの励ましや応援、お祝いの言葉もいただいています!

一番の苦悩は、大会があれば、選手を選考しなければならないこと。学年、ポジション、これまでの経緯、チーム状況、選手の思い…こんなことを考えなくてもいいのであれば随分と楽だ。

残念だなと思うことも多々あるし、成長を実感できることもある。

残念なことがあったり見たりした時は、口には出さないが常に自分を責めてきた。

ちゃんと話をしてきたか、指導してきたか、タイミングが悪かったのではないか、そもそも自分のせいではないのか…その時間は実に孤独である。

スタッフともいつも話しをしているが、やはり決断場面においては孤独でしかないし、それが当たり前なんだと思ってきた。

逃げるわけにも投げるわけにもいかないから、何より選手がその結果(良くても悪くても)を真摯に受け止めて次につなげられるようにしてきた。普段の練習から、練習試合から選手の様子をつぶさに観察し、助言し、叱咤激励してきた。必ずチャンスを与えてきた。