女子と男子の差?
約1年間、中学女子の指導をして、男子と女子の差について感じていること
・一般的に女子の方が「失敗したくない」「間違いたくない」という思いが強いと感じています。すべての失敗=OKとは言えませんが、失敗=NGとも言えませんね。新しい技術を習得する段階で必ずミスは起こりますから。普段から失敗した原因やうまくいった原因を追究するよう声をかけていますが、そこを意識している選手はまだまだ少ないようです。普段から練習中のトークが少ないことにも表れています。「間違いたくない」気持ちは理解できますが、失敗しても黙っていることや失敗に気付かずやっている選手がまだまだ多い現状…「だからどうすればいいいのか」を考えることを習慣にしてほしいと感じています。話すこと、話の聞き方のレベルを上げることは必ず達成してほしいところです。これは選手個人の「差」になりますし、チームのチャレンジすること、頑張ることが当たり前という雰囲気作りにつながると思います。
・1つの技術を習得するまでに手順がかかると感じています。1つ1つをドリルとしてやるという段階を経る際に、男子より手順がいくつか増えるかなと。練習していることがなかなかプレー(live)に現れないのは、指導者が手間をかけていないのかもしれません。とはいえ、週3(試合期は週2)×約2時間の練習ではなかなかすべての手順を踏むことの難しさも痛感しています。時間がかかることへの覚悟が必要なんだなと感じています。
・最後に、これは男女差ではありませんが、その日その時の気分が見える態度(行動やプレー含めて)に現れる選手がいます。性格的な部分にかかわることなので根本的には直らない…私の短気も同じ…ですが、自覚して注意していくことはできます。周囲に、特に選手間で必要以上に気を遣わせることはその選手にとってもあまりいいことではないですね。そういった意味でも1人1人が成長していってほしいと思います。